国内海外旅行Press https://lunkhead.jp 国内と海外旅行の定番や穴場を教えます! Wed, 26 Apr 2023 14:44:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.5.12 最新の流行が勢ぞろい!シンガポール、マリーナ・ベイ地区の魅力 https://lunkhead.jp/singapore-marinabay/ Sun, 14 May 2023 06:40:40 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23323 以前の記事で、多民族国家・シンガポールの外国人街についてご紹介いたしましたが、今回は「マリーナ・ベイ地区」に焦点を当て、その魅力をお伝えしたいと思います。

1970年代に始まった土地再開発事業によって、奇跡的な変貌を遂げてきたマリーナ・ベイ地区。

同地区には、天高くそびえる「マリーナ・ベイ・サンズ」や、ドリアンの形状で親しまれる「エスプラネード」など、シンガポールを象徴する建築物の数々が立ち並んでいます。

人気のレストランから楽しいレジャースポットまで、最新の流行も勢ぞろいするこちらのエリアにおいては、具体的にどのような体験ができるのでしょうか?

シンガポールを象徴する総合型リゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」

まずはシンガポールの象徴的なスポットとして人気を集める、随一の5つ星総合型リゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」についてまとめてみましょう。

マリーナ・ベイ・サンズ(Marina Bay Sands)は、建築家のモシェ・サフディによって設計され、2010年4月に開業しました。

建物内には世界一流の会議・展示場施設をはじめ、豪華ホテルや象徴的なアートサイエンス・ミュージアム、ラスベガス・スタイルのカジノ、バラエティに富んだショッピング施設やレストランの数々が網羅されており、画期的なエンターテイメント施設として、訪れる者を大いに楽しませてくれます。

特に有名な施設は、空中200メートルに夢のようなインフィニティプールや展望デッキを備えた史上例を見ない屋上庭園「マリーナ・ベイ・サンズ・スカイパーク」でしょうか。

もう随分前になりますが、SMAPが登場するソフトバンクのCMで紹介され、日本でも話題になりましたね。

残念ながらインフィニティプールを利用できるのはホテルの宿泊者のみですが、そうでなくても屋上庭園の一部にアクセスすることは可能。

私もシンガポールの街を一望したいと考え、足を運んでみました。

しかしながらいざ屋上に立ってみると、余りの高さに足がすくみ、腰が抜けたような感じになって、リラックスして景色を楽しむ余裕はありませんでしたね^^;

私に少々高所恐怖症の気があることは否めないものの、それ以外の方も多少の恐怖心は抱くと思うのですが…。

どうなのでしょう?

もちろん、スカイパークからの眺望自体は素晴らしかったです。

屋上から降りた後は、ショッピングやグルメを堪能。

日本にはない注目のブランドなども出店しているので、ついつい財布の紐が緩みます。

また建物内を走る水路や、海上に浮かぶようにして佇むルイ・ヴィトン・アイランドなど、店の作りを眺めるだけでも楽しいですね。

自然に触れたいときは建物の外に出て、101ヘクタールに広がる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に立ち寄るのもおススメ。

緑豊かな庭園の中にそびえるスーパーツリー・グローブから、壮大な景色を心ゆくまで眺めることができます。

庭園でありながら、どこか違う惑星を散策しているのではないかと錯覚してしまう、独特の作りは必見。

子どもたちを水遊び場ではしゃぎ回らせることができるチルドレンズ・ガーデンなども備えているため、家族皆で楽しめること請け合いです。

街全体が巨大な遊園地のよう…!

シンガポール市内の絶景を楽しみたいときに打ってつけの、摩天楼の中にそびえたつ一味違う観覧車「シンガポール・フライヤー」にも乗ってみました。

繁華街マリーナ・ベイの中心部に位置するシンガポール・フライヤーは、現時点でアジア最大の観覧車。

最高到達地点は165メートルにもなり、42階建てに匹敵する高さから眼下に広がる壮観な眺めは、感嘆の一言です。

空調を完備するカプセル28台のカプセルは、何と全てが“ガラス張り”。

乗り込めば、昼も夜も美しい景色を望める30分間の旅が始まります。

シンガポール川、ラッフルズ・プレース、 マーライオン公園、エンプレス・プレイス、パダン…。

運が良ければ、 チャンギ空港やセントーサ島 、マレーシアやインドネシアの一部なども見付けることができるとか。

なるほど360度の大パノラマは圧巻なのですが、私はここでも想像以上の高さに腰が抜けてしまい、カプセルの床を這うようにして震えてしまいました(笑)

共に乗り合わせた中国人の女性グループがカプセル内をはしゃぎまわって歩くのが、また怖い。

そんな私の姿を見て、一人旅の途中だというロシア人美女も大笑いしています。

とはいえこのような体験ができる機会も、中々ありませんからね。

やはり、足を運んでみて良かったです。

ちなみにシンガポール・フライヤーでは、美味しい食事やカクテル・シャンパンなどを空中で堪能できる、特別パッケージも用意されているそう。

こういったプランも、旅の良い思い出になりそうですね^^

続いては場所を移し、マリーナ・ベイ地区の陸側に位置する「マーライオン公園」を訪れます。

上半身がライオン、下半身は魚という姿のマーライオンは、シンガポールの国家的象徴。

その頭部が“シンガポール”と呼ばれることになった元の名前「シンガプーラ」(マレー語で「ライオンの町」)を表していることを考えても、この地とは切っても切り離せない存在です。

地元の彫刻家リム・ナン・センによって作られたマーライオンは、シンガポールを訪れるあらゆる人々を迎えるべく、時の首相リー・クアンユーによって1972年にシンガポール川河口で除幕式が行われ、初披露されました。

しかし1997年にエスプラネード・ブリッジが完成すると、ウォーターフロントからその姿をはっきり確認できない事態に。

そこで2002年に元々あった場所から120メートルほど移動され、現在はフラトンホテル正面のマーライオン公園に、マリーナ・ベイを見渡すようにして立っていますね。

公園には、小さなマーライオン像も。

この本家マーライオンと小マーライオンは、シンガポールに7つある公認マーライオン像の中で、最も有名なものです。

マーライオンの周辺は、各国から訪れた観光客で大賑わい!

多くの方が、遠近法を駆使したユニークな写真の撮影に注力している様子でした。

広いマリーナ・ベイエリアを見渡すマーライオン公園からの眺めも、素晴らしいもの。

スカイラインに立つマリーナ・ベイ・サンズをはじめとする代表的な建築物の数々を、バッチリ写真に収めることができます。

楽しそうに過ごす旅行者の方たちの様子も含めて、マーライオン公園は非常に観光地らしいスポットと言えそうです。

なお地元の知人に連れられて、シンガポールで働く金融マンたちが集う、近隣の高層ビル内にあるバーにも足を運んでみました。

バーの窓からは、マリーナ・ベイ・サンズをバックに展開される水と光のシンフォニーを堪能できるショー「SPECTRA」の模様を、余すことなく目にすることができます。

多様な噴水技術とコンピュータ制御されたLEDに彩られる、まるでSF映画に入り込んだかのような近未来のパフォーマンスを眺めながら、街全体が巨大な遊園地と称しても過言ではない、シンガポールという国の面白さを再確認するのでした。

ローカル色の濃い外国人街の数々にも心惹かれますが、マリーナ・ベイ地区がたたえる洗練された雰囲気もまた、シンガポールの大きな魅力の一つです。

このように対照的な景色が混在しつつ、多彩な顔を見せながら訪れる者を迎えてくれるという点は、多民族国家ならではの特色かも知れません。

シンガポールを旅行する際には、是非とも様々な角度から、この地の良さを見つめてみてください。

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シンガポールから約1時間!インドネシア・ビンタン島を満喫 https://lunkhead.jp/indonesia/ Sat, 13 May 2023 20:32:32 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23319 シンガポールを起点に、日帰り旅行で別の国も観光できると知った私。

前の記事でも紹介したとおり、まずはマレーシアのジョホール・バルを訪れて相当楽しかったため、今度はインドネシアに行ってみようと考えました。

バタム島も候補だったのですが、シンガポール在住の友人からのアドバイスもあり、今回の目的地は「ビンタン島」に決定。

しかし少々心細かったため、その友人を伴って、インドネシアまで足を延ばすことになりました。

フェリーに乗り込み、いざビンタン島へ!

世界最大の島嶼国家であり、主要な5島と中規模な群島を含めた約17,000以上もの島々から成る「インドネシア」。

このうちのおよそ9,000の島々に約2億2千8百万人もの人々が暮らし、約490の民族集団がそれぞれの多様な民族文化を継承しながら、美しい自然と動植物の多様性の保存に貢献しています。

今回ご紹介する「ビンタン島」は、そんなインドネシアにありビーチリゾートとして人気を集める島。

シンガポールで都会の洗練された雰囲気を楽しみながら、たった1時間フェリーに乗り込み足を延ばせば、ビンタン島にて南国リゾート気分も味わうことができるのです。

さてビンタン島行き当日、既にシンガポールに着き観光していた私は、タナメラ・フェリーターミナルに向かいました。

タナメラMRT駅で下車し、バスに乗り換えて港へ。

シンガポールの公共交通機関は清潔・安全なうえ、利用方法も分かりやすく、とても助かります。

フェリーターミナルにて、無事友人と合流。

チケットや現地での食事の手配は、全て彼女が済ませてくれました。

これから利用するのは、シンガポールのタナメラ・フェリーターミナルとビンタンリゾートのバンダン・テラニフェリーターミナルの間を行き来する、「ビンタンリゾートフェリーズ」運営の定期フェリーサービス。

高速カタマラン船に乗れば、ビンタン島まで僅か60分しか掛かりません。

ちなみに約300名の乗船が可能な2階建てビンタンフェリーには、通常の座席のほかに、アップグレードした「プレミアム・エメラルドクラス」なる座席が用意されています。

このような場合、通常私は“削れる旅行費は削ろう”という信念に基づき一番安い座席をチョイスするのですが(笑)、友人はプレミアム・エメラルドクラスで予約を入れていました。

ただ往復4千円弱の追加料金を払うことで、快適な座席の利用・優先的な乗船・ホットドリンクの無料サービスなどが付くため、こういう贅沢もたまには良いなと感じましたね。

乗船までの時間も、フェリーターミナルの専用ラウンジでドリンクやお菓子を頂きながら、フリーWi-Fiを利用してビンタン島の情報を集めたりしつつ、ほっと一息。

時間になるとカートのお迎えが来て桟橋を走り、船まで送り届けてくれます。

これだけ手厚い対応で4千円程度の追加料金ならば、お得度は高いと言えるでしょう。

フェリー内は至って清潔で、大きく揺れることもなく、あっという間にインドネシアへ到着!

ビンタン島は近いとはいえ隣国ですから、時刻がシンガポールより1時間遅れているため、時計をセットしなおします。

乗船時間はおおむね1時間なので、シンガポールを発った同時刻にインドネシアへ到着することになり、何だか変な感じがしました(笑)

魅力あふれる、ビンタン島での時間

フェリーを降りてバンダン・テラニフェリーターミナルの中へ歩を進めると、そこにはちょっとした土産物売り場が。

たった1時間移動しただけではありますが、この辺りからしてシンガポールとは全く雰囲気が異なります。

何となくのんびりとした時間が流れており、軒を連ねるショップも、そこで働く人々についても、素朴な印象を受けました。

人懐こく話し掛けてくれた女性と、写真をパチリ。

旅先らしい、楽しくて心癒されるひと時です。

建物の外に出てみると、眼前には真っ青な海が!

そこを小さなボートが走り抜けていったのですが、「沈むんじゃないか!?」と思うほどに波があり、その中へボートがのみこまれていくように見えて、ちょっと焦りました。

なおも突っ走るボートを視界の端にやりつつ、改めて正面の海を眺めたところ、見たこともないような不思議な植物が目に付きます。

友人に質問すると、「あれがマングローブだよ」と教えてくれました。

名前だけしか知りませんでしたが、マングローブのある風景がこれほど素敵なものだったとは!

何とも言えない趣があり、ビンタン島で楽しめるアクティビティの一つ「マングローブツアー」を迷いながら申し込まなかったことを、早くも後悔…。

ちなみにビンタン島にはシュノーケリング・シーカヤック・パラセーリング・ジェットスキー・ゴルフなどのアクティビティがあり、日帰りでも参加することができるため、シンガポールから日帰り観光で訪れる人がやはり多いようですね。

船に乗って1時間も行けば、そこは全く文化の異なる別の国なんて、極東の島国・日本に住む私からすると、なかなか理解しづらい感覚です。

新鮮な感動に包まれながらしばらく待っていると、一台のバスがやって来ました。

今日はこのバスでリゾートホテルへ移動し、そこでシーフードをふんだんに盛り込んだランチを堪能するとのこと。

既に席は確保してあるそうで、何もかも段取りしてくれた友人に感謝します。

このあたりの手続きは、自力で完了するとなると少々キツイのかな…?

ほどなくして、バスがホテルに到着。

なるほどバリを思わせるような外観の建物があり、到着と同時に民族衣装をまとった女性たちが伝統的な舞を披露してくれて、リゾート気分が盛り上がります。

レストランは海にせり出すようなかたちで配置されており、壁はありません。

青い海・青い空を眺めながら、心地よい風に吹かれ、ランチを頂く。

とても贅沢な時間が、ゆっくりと流れていきます。

また提供されるシーフードの数々が、とてつもなく美味しい!

素材の新鮮さはもちろんでしょうが、味付けも日本人好みで、かなりの量をペロリと平らげてしまいました^^;

やはり料理は、ヨーロッパよりもアジアの国々の方が口に合う気がしますね。

食事を済ませた後はビーチに踏み出し、ボーっと海を眺めます。

喉が渇いてきたので、カフェでジュースを注文。

周囲に観光客はほとんどおらず、心からリラックスしてきて、気付けばソファで結構な時間眠り込んでいました(笑)

いつもせっかく海外に行くのならできるだけたくさんの観光地を巡ろうと、分刻みのスケジュールを立ては時間に追われている私ですが、本当に贅沢な旅の過ごし方とは、こういう風なものかも知れません。

帰りのバスの時刻が近づいてきたので、お土産物を物色。

外国人が多く訪れるリゾート地ということもあってか、簡単な英語を話すことができれば不自由はしませんね。

バスに乗り込む前にしっかりお手洗いも済ませましたが、トイレの清潔さも私としては全く問題ありませんでした。

帰りのフェリーも、行きと変わらず快適そのもの。

ただ雨季は海が荒れることがあり、フェリーの揺れやマリンアクティビティの中止に注意が必要ということです。

“気軽に足を延ばせるから”との理由で足を運んだビンタン島ではありますが、期待以上に素敵なスポットで、また是非訪れたいなと感じました!

併せてインドネシアという国自体にも、興味が湧きましたね。

何と言うか、古き良きアジアの魅力を今もしっかり守っている気がして、とても感動したのです。

これがバリとなると、おそらく全く雰囲気が違うのでしょうが。

いずれにしろ、シンガポールから1時間ほどで堪能できる別世界への旅として、ビンタン島観光はおススメですよ^^

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隣国から足を延ばし、マレーシア・ジョホールバルを日帰り観光! https://lunkhead.jp/malaysia/ Fri, 12 May 2023 17:26:16 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23317 友人が永住権を取得していることもあって、折に触れてはシンガポールを訪れている私。

次はどの観光地を巡ろうかと情報を集めていたところ、シンガポールを起点として、近隣の国へ日帰り旅行ができると知りました。

極東の島国・日本に住んでいると、少し足を延ばせばそこは別の国…という状況自体に、何だかそそられるものがあります(笑)

早速詳細を当たってみると、半日~1日時間があれば、マレーシアやインドネシアの各地へ旅立てる模様。

そこで今回は気軽に訪れることができそうなマレーシアの「ジョホール・バル」に目的地を定め、シンガポールから国境を越えて出掛けてみることにしました。

橋を渡れば、そこはもうマレーシア!

マレーシア最南の州である、ジョホール州。

その州都が、日本代表が初のワールドカップ出場を決めた“ジョホール・バルの歓喜”で知られるジョホール・バルです。

現在ジョホール・バルと隣国シンガポールは「コーズウェイ橋」で結ばれており、陸路で行き来することが可能。

わずか1kmのコーズウェイ橋を渡れば、そこはもう別の国というわけです。

ちなみにジョホール・バルからマレーシアの首都・クアラルンプールまで陸路で行くと、約4時間半は掛かるそうですね。

ゴルフや自然、美しいビーチにカンポンビジットなど、様々なアクティビティが楽しめるというジョホール州。

加えて滞在するシンガポールの目と鼻の先とあっては、行かないわけにはまいりません。

しかしシンガポール在住の友人からは、「女性一人でジョホール・バル観光は治安の面で不安。個人的にはマレーシアに日帰りで行きたいなら、マラッカに行くことをオススメする」とのアドバイスが。

確かにマレーシアの古都で、ユネスコ世界文化遺産に登録されているマラッカも是非訪れたい場所ですが、ジョホール・バルに比べると、移動に時間が掛かるのです…。

他のスケジュールの兼ね合いもありマラッカまでは足を延ばせないけれど、友人の助言は聞くべきだと考えと考えた私は、シンガポールの現地オプショナルツアーに参加して、ジョホール・バルを目指すことにしました。

当日はシンガポールにて観光バスに乗り込み、ウッドランドCIQ(シンガポール出入国チェックポイント)へ。

ここで一旦全ての手荷物を持ってバスを降り、出国審査を受けます。

審査後は再びバスに乗ってジョホール海峡を越えていくのですが、コーズウェイ橋は大変混み合うことも多く、シンガポールからジョホール・バルまでの移動時間は約1時間半と案内されていますね。

特に週末や休日前後は、時間に十分な余裕を持っておくことが必須だそうです。

個人的も幾ら距離が近いとはいえ、国境を超えるにはやはり様々な手続きが必要で、ある程度時間も掛かるのだな…という印象を受けました。

オプショナルツアーに参加することなく、諸手続きを全部自力で済ませられたかというと、ちょっと自信がないですね^^;

ただ今回は段取りの良いガイドさんたちが至れり尽くせりで動き、細かい部分まで指南してくれたため、“陸路で国境を超える”というイベント自体を大いに楽しむことができました。

橋を渡っているときのワクワク感も凄まじく、やはり日帰り観光を計画してみて良かったです!

ジョホール・バルの活気を楽しむ

マレーシア到着後は、ジョホール・バルCIQ(マレーシア出入国チェックポイント)にて再び全ての手荷物を持ってバスを降り、入国審査と手荷物検査を受けます。

完了後にバスへと戻り、晴れて街へと繰り出すことができるのです。

さてここで簡単に、ジョホールの歴史を押さえておきましょう。

ジョホールは16世紀初めにポルトガルの侵略によって滅びたマラッカ王国最後の王、スルタン・ムハンマド・シャーによって建国されました。

その後、ここを拠点に近隣の島々を支配する、ジョホール・リアウ帝国という大きな帝国へと成長していきます。

幾多の争いが繰り返されのち、1866年にはスルタン・アブ・バカールがジョホール王国の王に即位。

マレー半島の他の州がイギリスの植民地となっていくのに対し、ジョホール王国は独立を維持しつつ、独自の経済開発を進めました。

そのためスルタン・アブ・バカールは、“近代ジョホールの父”と呼ばれていますね^^

このような歴史的背景を持つジョホール・バルの街は、多様な文化が入り混じるマレーシア独特の雰囲気をたたえながら、活気にあふれています。

シンガポールとは物価などにも差がありますが(ジョホール・バルの方が安い)、街の景観や空気感といった部分の違いも、肌で感じ取ることができるのです。

車窓の景色を楽しんでいるうちに私たちを乗せたバスは、ジョホール海峡を見下す丘の上に立つ、白壁と青い屋根が印象的な木造のモスク「アブ・バカール・モスク」に到着。

広い礼拝堂に2000人もの信者が一度に入れるというこちらのモスクは、数多いマレーシアのモスクの中でも、最も美しいモスクの一つと言われていますね。

スルタン・アブ・バカールの命により8年もの歳月をかけて建造されたそうですが、1900年の完成時、アブ・バカールは既に不帰の人となっていたそう。

しかしモスクの荘厳な魅力は今も変わらず、その大きさもさることながら、特徴的なビクトリア調の丸屋根も印象的で、観る者の心を奪います。

加えて白と青のカラーがジョホール・バルの空によく映え、とても美しいと感じましたよ^^

ちなみにこちらのモスクへ入場する場合、男性は長袖(半袖)長ズボン、女性は長そで・ロングスカート(長ズボン)、そしてスカーフの着用が必要です。

モスクでは貸し出しを行っていないので、ご注意を。

また礼拝が行われている時間帯の非イスラム教徒の入場は不可といった留意点もあり、祈りの場ということを十分に理解した上で、足を運びたい名所です。

その後は車窓から有名スポットを眺めたりしつつ、マレーシアの文化が体験できる施設「マレー文化村」へ。

こちらの施設では油ヤシやゴムなどの植物を観察できるほか、マレーハウス見学や民族舞踊鑑賞、更にはバティック(ろうけつ染め布地の特産品)や石けん作り体験を楽しむことができます。

テ・タレ&ロティチャナイの試飲試食なども実施されており、要は日本のバスツアーでも訪れるような施設ですね。

正直、自分で旅のプランを立てる場合は訪れることのない場所ですが、ここが中々面白くて!

民族舞踊の踊り子さんに凄く美しい男性がいたことを、今でも覚えているなぁ…。

加えて、イラストが描かれた木綿布に思い思いの色を乗せていくバティック作りが興味深く、自分で動き楽しみながら、マレーシアの文化について体感的に学ぶことができました。

ツアーが一緒だった皆さんも、いつの間にかかなり真剣に作業されていましたね。

マレー文化村を発ち、最後に訪れたオシャレなホテルのランチも美味しかったです。

そんなこんなで、帰りは行きと逆の手順で国境を越えてシンガポールに戻り、半日程度のジョホール・バル日帰り観光ツアーは幕を閉じました。

よくよく考えてみると、名所らしい名所をじっくり見て回ることができたのはアブ・バカール・モスクだけでは…?という気もするのですが(笑)、出入国チェックポイントでのバスを乗ったり降りたりという手続き自体が非常に新鮮でしたし、旅の満足度は高かったですね。

これに味を占めた私は、次のシンガポール旅行でインドネシア日帰り観光にも繰り出すのですが、その話はまた別の記事でご紹介できればと考えています。

訪れてみたい場所は、まだまだ尽きることがありません。

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微笑みの国タイで大都会の活気と厳かな仏教文化に触れる! https://lunkhead.jp/thailand/ Thu, 11 May 2023 19:28:24 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23312 旅行が一番の趣味と公言している私ですが、以前はもっぱら国内旅行を好み、友人に誘われるなどのきっかけがないと海外まで出向くことはありませんでした。

そんな私を海外旅行好きに変えてくれた国が、今回ご紹介する“微笑みの国”ことタイです。

東南アジアの中心に位置し、国土面積は約51万4000平方キロメートル(日本の約1.4倍)で、ミャンマー・ラオス・カンボジア・マレーシアと国境を接するタイ。

東南アジアでは唯一植民地支配を受けることなく、長い王朝の歴史を刻むことになったこの国に暮らす人々は、今なお国家元首たる国王を敬愛するとともに、その9割以上が敬虔な仏教徒として、穏やかな笑顔をたたえながら暮らしています。

今回はそんなタイの首都・バンコクを訪れた際の旅行記をまとめましたので、是非お付き合いください^^

バンコク&アユタヤでタイの歴史と文化に魅了される

1782年にラーマ1世によってこの地へ遷都されて以来、タイの政治・経済・教育・文化の中心であり続ける都市・バンコク

この地には美しく荘厳な王宮や仏教寺院が、幾つも密集しています。

最も“バンコクらしい”景色と雰囲気を味わえる王宮周辺のチャオプラヤ川沿いを移動して訪れたのは、タイで最も格式が高く、エメラルドの仏像が本尊である寺院「ワット・プラケオ」

寺院…といってもその外観は日本のものとは全く趣を異にしており、鮮やかな金色で彩られた仏塔に、圧倒されてしまいました。

“エメラルド寺院”という呼び名のイメージにも、ピッタリだと感じます。

なお敷地内に咲いている花は、平家物語に記された“祇園精舎の鐘の声…”に続くフレーズでお馴染みの、「沙羅双樹」とのこと。

ただその見た目は勝手に抱いていたイメージとは余りにもかけ離れ、かなりビビッドで毒々しさすら感じさせるものであり、結構な衝撃を受けたのでした^^;

その他にも巨大な涅槃像を祀る「ワット・ポー」や、三島由紀夫の小説「暁の寺」のモデルとして描かれた「ワット・アルン」へ。

タイの人々の仏教の教えに対する想いに触れながら、やはり「同じ仏教の寺院でも、ところ変わればこうも趣が違うのか」という新鮮な驚きに、心を捕えられます。

私は日本の“侘び寂び”の文化がとても好きですし、素朴なたたずまいのお寺を訪ねると心が洗われるようで落ち着きますが、ここバンコクで見られる煌びやかな仏教寺院の建築物も、本当に素晴らしいと感じましたね。

普段自分が身を置く場所とは全く異なる文化に触れ、その魅力に心動かされながら、改めて自国の文化の価値にも気付かされるー。

そういった経験を与えてくれるのが、海外旅行の良さ・面白さと言えるでしょう。

さて次の日は少し足を延ばし、1351年にウートン王によって建都されてから1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市「アユタヤ」へ。

このアユタヤが私の心の琴線に触れまくり、「もっと色んな国に行ってみたい」と考え始めるきっかけの場所になりました。

かつて栄華を極めた古都の壮大な歴史が眠る遺跡の街、アユタヤ。

当時の姿を今に伝える荘厳な遺跡群は歴史公園として整備されており、1991年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。

長い年月ののち木の根で覆われてしまった仏像の頭が残る「ワット・マハタート」をはじめとして、アユタヤの遺跡は王朝の繁栄ぶりを偲ばせる壮大なものではあるのですが、そこここに時間や歴史による“傷跡”のようなものが見られ、その様子が更に観る者の心を揺さぶります。

ビルマ軍の侵攻時に破壊された首のない仏像が並ぶ様子などは、痛ましい限り。

とはいえ歴史・遺跡が大好きな私にとって、アユタヤの光景は余りにも鮮烈なものであり、大変な感動に包まれながらそれらを眺めていると、横にいた日本人の方が「アユタヤがそれほど気に入ったのならば、いつかカンボジアにも行ってみると良いよ」と伝えてくれました。

その言葉どおり、数年のちにはカンボジア旅行にも出かけたのですが、そのときの話はまた別の機会に…。

話を戻しまして、アユタヤの地では1357年にアユタヤを建都した初代ウートン王がセイロン(現スリランカ)に留学している修行僧たちの瞑想のために建てた寺院「ワット・ヤイチャイモンコン」も見学しました。

同寺院の巨大な涅槃像は、ストⅡに登場するサガットのステージさながらでしたね。

実際に、ワット・ヤイチャイモンコンがモデルになっているのかな?

そうそう、アユタヤでは“象乗り体験”にもチャレンジしました。

とても楽しかったのですが、そのあと道で一息ついているときに、無数の蟻が足の甲にむらがり悲鳴を上げたことが、強烈な思い出として今も残っています。

それにしても、アユタヤの遺跡は素晴らしかった…。

タイ好きの友人にそう伝えたところ、バンコクから北へ約440キロメートル、タイ北部の南端に位置する古都「スコータイ」も絶対好きなはずだと言われたので、いつか訪れてみたいですね。

大都会・バンコクの賑わいに圧倒される!

壮麗な寺院や遺跡群とともに私を驚かせたのが、バンコクの“大都会っぷり”です。

タイというと、何となく熱帯の植物が生い茂る様子や素朴な暮らしを送る人々…といったイメージを抱く方も少なくないようですが、今回私が訪れたバンコクは“東南アジアのハブ”と称される先進的な国際都市へと成長を遂げており、モダンな高層ビル群や巨大なショッピングモールの数々が所狭しとひしめき合っています。

日本で言うところの、東京や大阪のような街並みですね。

しかし少し中心部を外れたり小さな路地に歩を進めたりすると、屋台などの味わい深い風景が広がっていたりもして、そこに生活する人々の息遣いを感じることができました。

ふと立ち寄った市場のような場所では、若い女性店員に勧められ、せっかくだからとタイ古式マッサージを受けることに。

受付と施術場所が違い、市場の端にある部屋の奥からタトゥーを施した屈強な見た目の男性店員が出てきて、いきなりマットの上に「ネロ(寝ろ)」と言われたときは驚きましたが、マッサージはとても気持ちよく、男性店員もよく笑う気さくな方で、旅の疲れを癒すことができたのでした。

また他の市場では、とてもイケメンの男性がレジの応対をしてくれたので、“あなたはすごくカッコイイですね”と英語で伝えたところ、商品を値引きしてくれましたね。

他意はなく伝えたのですが、もしかすると値引き交渉のためにお世辞を言ったと思われたのかも知れません…。

ともあれ、現地の方とのちょっとした交流も楽しい、バンコク街歩きでした。

今この文章を書きながら改めて考えていたのですが、タイは私の友人間で一番人気が高い観光地の一つである気がします。

何度も繰り返し訪れている友人が、何人もいますね。

その友人たちは現地の子どもとサッカーをして遊んだり、象使いの資格を取ったり、安いのに質が良いということで衣料品を買い込んだりと、通常の観光よりもディープにタイの魅力を堪能しているようです。

確かにタイという国においては大都会の中にも仏教文化が息づくなど、古今の歴史と文化が見事に調和しており、多面的な魅力をたたえていることから、訪れる人がそれぞれの楽しみ方を発見できるのかなという気がします。

そしてひとたび心を掴まれると、この国のことを“もっと知りたい”という衝動に駆られ、気付けば何度も足を運んでいるのかも知れません。

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知名度は低いが見応え十分のベンメリアやロリュオスを解説! https://lunkhead.jp/cambodia/ Wed, 10 May 2023 18:56:26 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23344 クメールの人々がたたえる穏やかな微笑みが印象に残る国、「カンボジア」。

同国における旅のハイライトは、何と言っても世界遺産「アンコール遺跡群」でしょう。

中でもアンコール・ワットは特に有名ですが、“アンコール遺跡群”という呼称からも分かるように、古代カンボジアの遺跡は大小合わせて700以上もあると言われています。

私は遺跡群への起点となる首都プノンペンから北西に約300km離れた小さな町「シェムリアップ」を訪れた際、主な遺跡であればどこでも入場することできる「アンコールパス」を購入し、できるだけ多くの遺跡を見学したいと走り回ってきました。

結果、現地で出会った男性ガイドさんの協力もあり、通常のツアーではなかなか入り込めないような場所も含めて、様々なスポットに足を運ぶことができたのです。

以前の記事では、その中でもアンコール・トム、タ・プローム、アンコール・ワットの3つに焦点を当てて旅行記をまとめましたが、今回は「ベンメリア」「ロリュオス遺跡群」「バンテアイ・スレイ」をピックアップして、その魅力をお伝えしたいと思います。

一番素晴らしかった遺跡!ベンメリア

まずご紹介する遺跡「ベンメリア」は、アンコール・ワットから東に40Kmほど離れた森の中にあります。

ガイドさん曰く近年まで道中に山賊の被害が見られたほか、地雷の撤去が終わらず見学が難しかったそうですが、今はもう大丈夫とのことでした。

ともあれ40kmもあると、やはり移動に時間が掛かります。

車窓の景色も変わってきて、特に“この先は地雷が残っているので侵入不可”と知らせるブロックや、駐車場の入り口にあるようなゲートの棒が手動で動かされている様子は、かなり印象に残りました。

さて到着したベンメリア遺跡は、アンコール・ワットより前の11世紀末から12世紀初頭に掛けて建設されたのではないかと言われています。

少し小さめではありますが、アンコール・ワットに様式が似ているため、“東のアンコール・ワット”とも称されていますね。

1990年代に発見されて、外国人に公開されるようになったのは2001年以降と、つい最近のこと。

遺跡は損傷が激しく、修復が施されないまま放置されており、いまだその全貌は明らかになっておりません。

しかしこの“手付かずの状態”こそが、ベンメリアの見どころでもあります。

倒れたまま放置された巨石の数々と、それを覆う苔、我が物顔で崩壊した遺跡内にはびこる様々な植物…。

観る者を圧倒する遺跡の様子は、「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われています。

なお通常は設置された足場から見学するのですが、ツアーのように大勢の人がいないからということで、ガイドさんが遺跡の内部まで案内してくれました。

日の光が届かない遺跡の内部はますます神秘的で、映画やゲームの世界に迷い込んでしまったよう。

しかし、おそらくこの風景が日常である現地の子どもたちが、石に上り、植物の蔦をブランコ代わりにして、器用に中を駆け回っていました。

これほどの規模を誇る遺跡ですから、かつての繁栄ぶりには凄まじいものがあったのでしょうが、今は森の中に放置され、子どもたちの遊び場になっているー。

その現実が、ベンメリアは謎の多い遺跡ということと相まって私の心を捕え、激しく揺さぶります。

一抹の無情感を抱かせる一方で、“ありのまま”の遺跡の姿はどこまでも美しく、胸がいっぱいになりました。

私はこのベンメリアが、数あるアンコール遺跡の中でも一番好きです。

ロリュオス遺跡群にクメール文明の原点を見る

続いて向かったのは、アンコール・ワットから遡ること300年、クメール王国の最初の王都ハリハラーラヤに築かれた最古の寺院を有す、ロリュオス。

アンコール遺跡群における“最古の遺跡群”と言われる「ロリュオス遺跡群」は、アンコール王朝始まりの地にして、クメール文明の原点です。

最初に足を運んだ「プリア・コー」は、そんなロリュオスの中でも最も古いとされている遺跡。

“聖なる牛”を意味するこちらの遺跡では、シヴァ神の乗り物とされるナンディン牛が祠堂正面に三体並んで神が堂から出て来るのを待っている、印象的な像を見学します。

同じくロリュオス遺跡群を構成する「バコン寺院」は、5層のピラミッド型に構成され、アンコール・ワットの原型になったとも言われる壮大な遺跡。

こちらの遺跡にも動物の形をした像が幾つも配置されており、興味深く鑑賞しました。

アンコール・ワットとよく似た外観で、遺跡の規模もかなり大きなものでありながら、より原初的な佇まいと荒々しさをたたえている点が、バコンの魅力ですね。

実際に訪れるまではマークしていなかったものの、こちらも素晴らしいスポットでした。

バンテアイ・スレイで“東洋のモナリザ”に出会う

当初の予定にはなかったのですが、アンコール・ワットの東北部に位置し、シェムリアップの街から40Kmほど離れたところにあるヒンドゥー教の寺院遺跡「バンテアイ・スレイ」にも足を延ばしてきました。

こちらはタ・プロームと並び、ガイドさん一押しの遺跡ということです。

ちなみにバンテアイは“砦”、スレイは“女”を意味するとか。

すなわち“女の砦”という名の遺跡というわけですね。

なるほど実際に見学してみると、バンテアイ・スレイはアンコール遺跡群の中でも規模の小さい遺跡ながら、全面に精巧な彫刻が施され、とても優美な印象です。

大部分が赤い砂岩によって建てられている点も、これまでに見た遺跡とはまた違う雰囲気を演出しており、“女性”を感じさせます。

“アンコール美術の至宝”と称えられていることも、納得できますね。

なおラージェンドラヴァルマン王が臨席する下で着工式が行われ、息子のジャヤーヴァルマン5世の時に完成したと言われるこちらの寺院は、1923年にフランス人の作家で冒険家のアンドレ・マルローが遺跡の女性像に魅せられ、発掘・持ち出し逮捕されたことで注目を集めました。

やはりどうしようもなく人を惹き付ける力が、この場所にはあるのでしょう。

そんな遺跡における最大の見どころは、柔らかな曲線で彫られ、“東洋のモナリザ”とも呼ばれるデバター(女神像)。

気品すら感じさせる彫刻の数々に彩られたバンテアイ・スレイは、保存状態も良く、必見の遺跡と言えそうです。

少し遠くはありますが、ガイドさんから是非にと勧められ、急遽スケジュールに組み込んで良かったですね^^

そういったわけで前回紹介したスポットに比べると知名度こそ低いかも知れませんが、オプション的に訪れた今回の遺跡も、魅力という点では全く劣るところがありませんでした。

むしろ個人的には移動の時間も含めて、より自然なアンコール遺跡郡の様子を垣間見ることができたようにも思え、特別な旅の思い出となりましたね。

当初は「郊外に向かうのだから、トイレなどの不自由は覚悟しないといけないかな…」との心配もあったのですが、何か不都合が生じたという記憶はありません。

やはり世界的な観光地ということもあって、シェムリアップの周辺はどこも清潔なのではないでしょうか。

そういえば途中に立ち寄ったレストランのトイレで、若く可愛らしい女の子がかいがいしくドアを開けながら「肌が白くてキレイね。羨ましい」と褒めてくれたのですが、途中でチップを待っているのだろうとピンときて、渡したことを思い出しました。

ちょっとした出来事がやたら印象に残るというのも、旅行あるあるかも知れませんね。

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アンコール遺跡群でオススメの感動スポットを3つ紹介! https://lunkhead.jp/angkorwat/ Wed, 10 May 2023 11:48:48 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23342 遺跡好きということもあり、ずっと行ってみたかったカンボジアのアンコール・ワット

タイのアユタヤを訪れた際に、横にいた日本人旅行者の方から「アユタヤが好きなら、絶対にアンコール・ワットも行くべき。すごく感動するはず」と言われて以降、想いはますます募るばかりでした。

そして次の年の夏、まとまった休暇を取得することができて、念願のカンボジア旅行が実現したのです!

結論から申し上げますと、訪れた遺跡は期待以上に素晴らしく、現地では言葉にできないほどの感動に包まれました。

一つひとつの見どころを少しでも掘り下げてお伝えしたいので、今回の記事ではアンコール遺跡群の中でも「アンコール・トム」「タ・プローム」「アンコール・ワット」の3つに焦点を当て、その魅力に迫りたいと思います。

一路、シェムリアップへ!

クメールの人々がたたえる穏やかな微笑みが印象に残る国、「カンボジア」。

旅のハイライトは何と言っても、メコン川とトンレサップ湖の恵みによって繁栄を極めたアンコール王朝の面影を今に伝える世界遺産、「アンコール遺跡群」でしょう。

遺跡群への起点となる「シェムリアップ」は、首都プノンペンから北西に約300km離れた場所に位置する素朴で小さな町。

とはいえ近年は高級ホテルの建設が相次ぐと同時に、外国人観光客向けの雑貨ショップなども増えてきて、町は“遺跡を楽しむリゾート”に変貌を遂げています。

実を言うと私がシェムリアップを訪れたのはもうかなり前のことで、定期的にカンボジアを訪れている友人曰く、そのころと比べても町の様子は随分と様変わりしているそう。

そのため現状とは少々乖離が見られるかも知れませんが、今回は私が目にした“遺跡の町”の様子について、ありのままをお伝えしていきます。

さて「アンコール遺跡群」という呼称からも分かるように、東南アジアの文化的中心であった古代カンボジアの遺跡は、大小合わせて700以上もあると言われています。

有名なアンコール・ワットも、遺跡群の中のごく一部に過ぎません。

ベトナム経由でシェムリアップの地に降りたった私はまず、アンコール遺跡公園内にある主な遺跡であればどこでも入場することできる、「アンコールパス」を購入。

パスの表には証明写真が印刷されており、その見た目はテーマパークのフリーパスさながらです。

現地で日本語が話せる男性ガイドと合流し、まずは“大きな都市”という意味を持つ遺跡「アンコール・トム」へ。

アンコール・トムはクメール王朝が最盛期を迎えた13世紀の初めに完成した城砦都市であり、城壁と堀に囲まれた3km四方の土地の中には、数々の遺跡が点在しています。

堀の外側で車を降り、蛇神ナーガを抱えた神々と阿修羅が“綱引き”をしている何とも興味深い橋を渡ったあと、巨大な四面菩薩像が彫られた「南大門」をくぐって、遺跡の内部に向かいます。

しばらく歩を進めると、アンコール・トム最大の見どころである、四面に観音菩薩とされる人面が彫られた塔が立ち並んだ仏教寺院、バイヨンが見えてきました。

神秘的でありながら穏やかな笑みをたたえた観音像の表情は、“クメールの微笑み”と称されており、訪れる者の心を掴んで離しません。

私はここで絵描きの男性から、筒に入った観音菩薩の絵を一枚買い求めたほか、民族衣装を着た少女たちと記念撮影をして、旅の思い出としました。

更に奥へ進むと、かつて王の閲兵や儀式・式典に使われたという広大なテラスと広場が。

台座に象が彫られた「象のテラス」に座り、象の鼻の横に足を並べて、写真を撮ってもらいます。

壮大且つ荘厳でありながら、どこか愛らしいくもあるアンコール・トムの神々。

またアンコール・トムという遺跡全体がダイナミックな魅力をたたえているため、アンコール遺跡群の中でここが一番好きという方も多いかも知れませんね^^

タ・プロームと、念願のアンコール・ワットを巡る

後ろ髪を引かれながらもアンコール・トムを後にして、次に足を運んだのはやはり人気の高い遺跡「タ・プローム」

“梵天の古老”を意味するタ・プロームは、アンコール・トムの東側に位置する寺院の遺跡であり、ジャヤーヴァルマン7世が母を弔うために建てたと伝えられています。

ガジュマルの浸食がとても激しく、木と遺跡が一体化したような外観をしているのですが、その様子がまた何とも言えず魅力的で、胸に迫りますね。

聞けば修復計画の方針を決定するに当たり、このガジュマルが寺院を破壊しているのか、あるいは崩れつつある遺跡を支えているのかという議論がなされているとか。

しかし無責任に言ってしまえばガジュマルの浸食こそが、現在のタ・プロームをタ・プロームたらしめている気もして、どのような方針を打ち立てることが正解なのか、非常に難しいと感じます。

これは軍艦島のような世界遺産や廃墟全般に言えることかも知れませんが、遺跡として守り修復し、永く未来に伝えたいという視点がある一方で、滅びゆく姿が美しいという“破滅の美学”のようなものに心奪われる側面も、否定はできないでしょう。

そんなことを考えながら、まるで冒険者や探検家になった気分で、タ・プロームの魅力を堪能しました。

というのも、タ・プロームは前述のようなガジュマルとの絡みもあり、発見当初の様子に近いかたちで保存されているのです。

別名”締め殺しの木”とも言われるガジュマルが長い年月をかけて寺院を締め付けている様子を、寺院の荒廃ぶりと併せて間近で見ると、この地にはまだ人の手が及んでいないのではないかと錯覚してしまいますね。

自ら発見した未開の地にいよいよ踏み入っていくような高揚感に、支配されるのです。

ちなみにタ・プロームを覆うガジュマルは樹齢300年にもなると言われ、現在も少しずつ成長しているそう。

露出した木の根元だけでも私の体をそっくり包んでしまうほど巨大で、その荒々しくも力強い姿に、打ちのめされてしまいます。

映画「トゥーム・レイダー」の撮影場所に選ばれたというのも、納得ですね。

その後はいよいよ、クメール美術の集大成ともいえる「アンコール・ワット」へ。

12世紀の初めに30年もの歳月をかけて建造されたというこちらの寺院は、ヒンズー教の宇宙観を表現したとされており、広大な空間はエキゾチックなパワーに満ち溢れています。

4つの聖なる池を取り囲む十字回廊には、かつてこの地を訪れたという森本右近太夫の“落書き”が。

こちらの落書きも実際に見てみたいとずっと願っていたので、どのような気持ちでこれをしたためたのか、先人の心情に想いを馳せながら、しばしその場に立ち尽くしてしまいました。

回廊の壁画は、どれも見事なもの。

神々の像一体一体に個性があり、また躍動感があって、今にも動き出しそうです。

天高くそびえる第3回廊の姿は、圧巻。

アンコール・ワットを訪れることができる時代の日本人に生まれついたことに、感謝の気落ちが溢れました。

以上、アンコール遺跡群の中でもとりわけ知名度の高い3つのスポットについて、まとめてみました。

しかしまだまだカンボジアの見どころは尽きず、私の旅も始まったばかりです。

とりあえず、遺跡巡りだけにガッツリ時間を割くスケジュールを組んで良かった…。

それほどアンコール遺跡群は広大で、見ごたえがあるのです。

その他の遺跡についても他の記事で紹介する予定ですから、是非お付き合いください!

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意外と身近な大都会!中国・上海の活気に触れる https://lunkhead.jp/china/ Tue, 09 May 2023 06:05:03 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23326 ある日のこと、何気なく眺めていたテレビで中国・上海のニュースが流れており、現地レポーターとして学生時代の友人が映っていました。

上海を拠点に働いている知人が他に2人いることもあり、急速に「上海」という街が身近に思えてきます。

改めて調べてみると、中国の東側に位置する上海は日本から飛行機ですぐ。

旅行代もそう高くないことが分かったため、早速出掛けてみることにしました。

国際色豊かで魅力にあふれる上海の街!

飛行機に乗り込み、約1時間半。

早くも上海に到着です。

私は地方在住ですから、飛行時間は東京に行く場合と同じくらい。

旅行代金は上海旅行の方が安いほどで、思ったより気軽に足を運べる場所なのだと驚きました。

宿泊ホテルは、インターコンチネンタル

街の中心部からは随分離れているのですが、接客は良いし、何より朝食の内容が素晴らしすぎて大満足!

日本のホテルで提供されるようなお馴染みのメニューに加え、中華粥や点心の数々も好きなだけ食べられるようになっており、朝食のためだけにまたこのホテルに泊まりたいとすら感じました(笑)

上海の中心までは、ホテルで手配してもらったタクシーで移動。

距離はあるものの、料金が日本に比べるとかなり安いため、躊躇なく利用することができます。

一方で上海は地下鉄などの利用方法も分かりやすく、移動に際して不自由を感じることはありませんでしたね。

到着した市街地は、本当に賑やか!

街の雰囲気は同じ中国でも北京などとは全く違う印象で、海外の方も多く、これぞ“国際都市”というような活気にあふれています。

日本にはない海外のブランドが出店しているため、ショッピングもすごく楽しい。

観光というよりも、ちょっとショッピングや街歩きをしに…という感覚で、今後も訪れたい都市です。

次の日は朝から少し足を延ばして、江蘇省の南部・上海と南京のほぼ中間に位置する「無錫(むしゃく)」の街へ向かいます。

日系も含めて多くの外資系企業が進出し、総合工業都市としてめざましい発展を遂げる一方、南に中国五大湖のひとつである太湖を臨む、長江流域「江南」の美しい古都として知られる無錫。

常住人口約643万人と聞くと、かなりの大都会に思えるのですが、街の様子はどこかのんびりとしていて、心が癒されます。

ここでは蠡湖(れいこ)という名の湖を遊覧船で渡り、「西施荘」なるスポットがある小島へ。

島に降り立つと、“中国四大美人”として名高い西施の像が出迎えてくれます。

西施(せいし)・王昭君(おうしょうくん)・貂蝉(ちょうせん)・楊貴妃(ようきひ)の4人が挙げられる、中国四大美人。

それぞれが、日本でも割と知名度の高い人物ですね。

ちなみに魯迅の代表作ともいえる短編小説の一つ「故郷」に登場するヤンおばさんは、日本語訳では“豆腐屋小町”と紹介されているものの、原文では“豆腐屋西施”と表記されているのだとか。

それほど西施という人物は、中国において美人の代名詞になっているのでしょう。

そんな西施ゆかりの地というこちらの島は余り広くありませんが、美しく整備された庭園や、いかにも中国!という感じの小さな舞台が設えられていて、良い雰囲気。

やはりせっかく旅行するなら、その地ならではの文化が感じられる観光地も巡りたいので、満足度が高かったです。

その後、古くから「魚米の里」(物産豊かなところ)としても名高い無錫のランチを堪能し、お次は上海を代表する観光スポット「外灘(ワイタン)」へ。

川の向こう側には、アジアで1番&世界でも3番目に高いというランドマークタワー「東方明珠塔」が見えますね。

こちらの景色は旅番組やガイドブックなどはもちろん、ニュースでも度々見掛けることがある、上海の象徴的な街並みだと思います。

東方明珠塔の周りにも、個性的なデザインの高層ビルがたくさん!

その様子を眺めるにつけても、上海という都市のエネルギッシュな魅力が伝わってくるようです。

対して私が立つ川沿いのデッキのような場所「外灘遊歩道」の辺りには、西洋的な趣の歴史的建築物がズラリと並んでいますね。

そもそも外灘は、1843年11月17日、アヘン戦争終結時に結ばれた南京条約によって上海港が外国向けに開港されると、1845年のイギリス租界を皮切りに、フランスやアメリカといった列強各国の租界地(中国の主権が及ばない外国人居住区) が設けられるようになった場所。

そして外灘の建築物は、その租界時代…特に1920年代から30年代にかけて、各国商人や金融機関がこぞって建てたものといいます。

租界は1945年の第二次世界大戦終戦以降なくなったのですが、当時の建築は今もなお荘厳な風格と共にこの地に残り、外灘の歴史を今に伝えているわけですね^^

シンプルにオシャレな建築物を眺めたり、記念撮影に興じたりするだけでも楽しいエリアではありますが、その歴史的な背景にまで思いを馳せると、更に感慨深いものがあります。

きっと夜に訪れたなら、昼とはまた違った顔の素晴らしい景色を堪能することができるのでしょう。

以前中国の桂林を旅した際に、現地の方から「政治は北京、雨は桂林、夜は上海…」みたいなフレーズを教えられたことが、ふと思い出されます。

上海は、夜が似合う街・夜が美しい街ということですね。

なおひとしきり洗練された空気を味わって、川沿いのとおりから一本中に入ってみたところ、そのあたりにも古い建物がたくさんあり、興味深かったです。

ほんの少しだけ観光地色が薄れるのが、また良い感じ。

建物の一室をリノベーションして作ったのであろう、若いデザイナーが営んでいるようなショップも見受けられ、刺激的でした。

豫園にて古き良き上海の文化に触れる

旅の最後には、明代の造園師・張南陽が手掛けた江南屈指の古典庭園「豫園」を訪れます。

こちらは外灘エリアとは打って変わって、素朴且つ非常に中国らしい街並みに出会うことができる観光スポットですね。

名石太湖石と豊かな水、緑に囲まれた2万㎡もの幽玄たる庭園に、明代・清代の40近い建築物は、見応えたっぷり!

また豫園の周りに広がる古くからのマーケット「豫園商城」は、多くの観光客でにぎわう言わば“仲見世”として機能しており、こちらに軒を連ねる雑貨店でお土産などを買い求めるのも、楽しい時間でした。

特に豫園商城で見つけた中国コスメのショップは、とても気に入りましたね。

パッケージが“中国レトロ”なタッチで物珍しいうえ、価格はお手頃、それでいて物も良く、バラマキ土産に重宝しました。

ちなみに私が上海を訪れたのはほんの2~3年程前の話なのですが、その後日本において急速に中国コスメの注目度が上がったので、また旅行する機会があれば、もっと化粧品を買って帰りたいです。

そんな豫園で唯一心残りだったのが、天気が悪すぎたこと。

急な豪雨に見舞われ、傘を購入したものの景色をゆったり眺める余裕などなかったので、次回の上海旅行では豫園の観光にもっと時間を割くつもりです。

そうこうしているうちに、あっという間に上海旅行は幕を閉じたのですが、期待以上に素敵な時間を過ごすことができました^^

中国は割といろんな都市を巡ってきたものの、上海や香港は街の空気感がちょっと違っていて、旅慣れていない方でも観光しやすい気がします。

ただ20年ほど前に上海を訪れたという友人は、街が余り清潔ではなく印象が悪かったと話していたので、近年更に整備が進んだのかも知れません。

いずれにせよ新旧の文化が入り混じる上海は、とても魅力的な大都会でありながら、その気があればすぐに足を運べる都市だと分かったので、今後も折に触れて旅行したいですね。

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日本一広いテーマパーク!ハウステンボスを満喫 https://lunkhead.jp/huistenbosch/ Mon, 08 May 2023 05:22:01 +0000 https://ohashitrio.com/?p=27805 幼いころに連れて行ってもらった長崎県佐世保市のテーマパーク、「ハウステンボス」

住宅展示場巡りが好きだった私は、中世ヨーロッパの街並みを再現した美しく巨大な建物の数々に大興奮しつつ、子ども心に「しっとりとした、大人向けのテーマパークだなぁ」と感じたことを覚えています。

それから時が経ち、近年のハウステンボスは人気漫画・ワンピースとのコラボや、ユニークなアトラクションの導入に乗り出すなど、より大人も子どもも楽しめるスポットに変貌を遂げていると耳にしました。

そこで場内に宿も取り、現在のハウステンボスの魅力をガッツリ味わってみようと決めたのです。

広大な敷地に魅力的なアトラクションがいっぱい!

ハウステンボスには、福岡空港・博多から高速バスや車に乗って2時間弱で到着します。

そこまでの道のりにおいてもテーマパーク気分を盛り上げたいという方は、博多駅から出発するオシャレな外観の特急「ハウステンボス号」を利用するのも良いでしょう。

ただ時期によっては大変込み合うので、事前に指定席を押さえておくことをオススメします。

私は一度、約1時間40分の道のりを、ずっと立って過ごすことになりました^^;

さてハウステンボスの入口までやってくると、早速建物の大きさに驚かされます。

ワクワクしながら入場すれば、そこはもう別世界。

見事な景観が、訪れる者を迎えてくれますよ。

ここで改めて押さえておきますと、日本一を誇る広大な場内に17世紀ヨーロッパの街並みを再現した「ハウステンボス」は、大村湾に面した一大ヨーロピアンリゾートです。

オランダ語で“森の家”との名が示すように、そのテーマは“自然との共生”。

緑が多く自然豊かなフリーゾーンには、海に面したハーバータウンとフォレストヴィラが並びます。

またテーマパークゾーンには、季節ごとの花や緑に彩られたアートガーデンやフラワーロードのほか、世界最大級を誇るホラーエリアのスリラーシティや、ドキドキのアトラクションを揃えたアトラクションタウンがあり、それぞれに趣向を凝らした7つのエリアで思い思いの時間を過ごすことができますね。

日本一・世界初といった“ナンバーワン”にこだわるイベントも随時開催されるなど、やはり以前と比べてみると、子どもを退屈させないテーマパークに進化している印象です。

本場ヨーロッパの街並みを100万本ものチューリップが彩る「チューリップ祭」をはじめ、季節に応じたイベントで堪能することができる、場内の花々も見もの。

風車と花々が織りなすうららかな田園風景といった映えるフォトスポットが満載で、家族連れはもちろんのこと、女子旅にも最適な観光地と言えるでしょう。

なお個人的に一番素晴らしいと思うイベントは、世界最大級の輝きを誇る冬のイルミネーション「光の王国」ですね。

「全国イルミネーション ランキング」にて8年連続1位を受賞した光の王国期間中は、遠い異国の街並みに1,300万球もの光が輝き、場内が白銀の世界に変わります。

壮大な光の海を眺めていると、言葉も忘れるほどの感動に浸れること請け合い。

イベントの内容は毎年進化していますし、気になる方は公式の情報をマメにチェックしておくと良いでしょう。

またハウステンボスを訪れた際には、オランダの宮殿を忠実に再現したハウステンボスの文化的象徴「パレスハウステンボス」の庭園や内部を、是非じっくり鑑賞してみてください。

パレスハウステンボスへの入館はパスポートを持っている方のみ可能ですが、一見の価値があるアトラクションだと思います。

17世紀にハーグの森に建てられ、現在はオランダのウィレム=アレクサンダー国王の住まいになっている宮殿の外観を、オランダ王室の特別許可を得て再現したというパレスハウステンボス。

宮殿もさることながら、その後ろに広がるヨーロッパの造形美を極めた広大なオランダ・バロック式庭園の眺めも、見逃すことができません。

この庭園は18世紀に、フランスの造園家ダニエル・マローがオランダの宮殿のために設計したものの、ついぞ実現しなかった“幻の庭園”であり、保存されていた図面をもとにハウステンボスで蘇ったのだとか。

このような細部に至る“こだわり”こそが、ハウステンボスを大人の鑑賞に堪えうるテーマパークとして完成させているのではないでしょうか。

ハウステンボスオフィシャルホテルズに泊まる

そんな魅力にあふれたテーマパーク・ハウステンボスは、もはや一つの街と言っても差し支えなく、実際に場内には住宅地も存在しています。

それゆえハウステンボスに宿泊し、そこで暮らすようにして過ごすことが、場内を満喫する一番の方法かもしれません。

ハウステンボスオフィシャルホテルズとして紹介されているのは、花と音楽と最高の食事を楽しむことができるプレミアムホテル「ホテルヨーロッパ」、全室45㎡以上のテーマパーク内唯一のホテル「ホテルアムステルダム」、別荘感覚のコテージで森と湖に抱かれながらゆったりと過ごすことができる「フォレストヴィラ」、変わり続けることを約束する世界初のロボットホテル「変なホテル ハウステンボス」の4つ。

私はこのうち、オープン時にメディアでも話題を呼んでいた「変なホテル ハウステンボス」に宿泊してみました。

「変なホテル」は先進技術を導入しつつ、ワクワクと心地よさを追求したロボットホテルです。

それゆえ他のオフィシャルホテルとは全く趣が異なっており、その外観などにヨーロッパ感は全くありません(笑)

ワクワクしながら中へ入っていくと、フロントに早速ロボットが!

多言語対応のロボットたちが、チェックイン・チェックアウトの手続きを完了してくれました。

一方のクロークでは荷物を預かるロボットアームが稼働しており、新鮮で不思議な感じ。

なるほど、とても変なホテルではありますが、ホテル名の“変”には「変化しつづける」という意思が込められていて、同ホテルが目指すのは“常識を超えた先にある、かつてない感動と快適性”とのこと

ベクトルは違っても、こういったコンセプトの下で運営されているというのは、テーマパークのホテルらしいかも知れません。

加えて非対面形式で利用できるというのも、単純に面白いだけでなく、時代の流れに即したものと言えそうですね。

ホテルの部屋はオシャレで日当たりが良く、シンプルながら機能性も備わっており、とても快適に過ごすことができました^^

そして何より嬉しいポイントが、変なホテルに隣接する「アドベンチャーパークゲート」から、ハウステンボス園内へ簡単にアクセスできること。

体を使って楽しめる遊具がいっぱいの「アドベンチャーパーク」にほど近いため、目いっぱい遊んで疲れても、すぐホテルに戻れるというのは大きなメリットです。

ちなみに私は一旦荷物を置いてから夜まで場内で遊び、遅い時間帯は同じくオフィシャルホテルである「ホテルヨーロッパ」内の雰囲気が良い店で少しまったりして、部屋に帰りました。

この身軽さは、有難かったですね。

ハウステンボスの良さは、昼と夜で全く違う場内の表情を楽しめる点や、季節ごとに目玉となるイベントが変わり、繰り返し訪れても飽きないところではないでしょうか。

さらに近年は感動のエンターテイメントを届けてくれる「歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス」の人気も高まっているようですし、ヨーロッパの世界観を保ちつつも、多彩なアトラクションで迎えてくれるのは魅力的ですよね。

長崎を訪れる機会があれば、佐世保の観光などと併せて、是非ハウステンボスにも足を運んでみてください!

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タ・ソムの人知を超えた荒々しい自然のパワーに心が癒されました! https://lunkhead.jp/ta-som/ Mon, 08 May 2023 05:09:58 +0000 https://lunkhead.jp/?p=23348 世界遺産「アンコール遺跡群」は、特に有名なアンコール・ワットをはじめ、大小合わせて700以上にもなるという古代カンボジアの遺跡で構成されています。

その見どころが余りにも多く素晴らしかったため、こちらのサイトでも数回に分けて旅行記をまとめてまいりましたが、今回は「タ・ソム」「東メボン」の両遺跡をご紹介するとともに、遺跡群への起点となる「シェムリアップ」の町の様子などについても、お伝えしたいと思います。

どうぞ最後まで、お付き合いください。

まだまだ見どころが多いアンコール遺跡群!

数多くの有名な遺跡を訪れたものの、旅が終盤に差し掛かってもなお、カンボジアの見どころは尽きません。

車を走らせていると、ガイドさんがふいに「興味があって体力がまだ残っているならば、もう一か所、遺跡にお連れしますが…?」と尋ねてきました。

是非にと二つ返事で答えてたどり着いたのは、アンコール・トムの北西に位置する「タ・ソム」

バイヨン様式をした平地型の仏教寺院ながら、修復がされないまま多くの木や植物に覆われており、その規模も決して大きくはないといいます。

12世紀末にジャヤーヴァルマン7世の手によって、父であるダーラニンドラヴァルマン2世に捧げるべく建てられたというタ・ソム。

踏み入っていくと、アンコール・トムを思わせる、四面仏をあしらった塔門が見えてきました。

率直に言ってこの塔門を鑑賞するだけでも、訪れる価値が十二分にあるスポットだと感じるのですが、周辺に余りにも有名且つ巨大な遺跡が点在しているため、オプション的な扱いを受けているのでしょうか…?

もう一つ印象的だったのは、身長の何倍もある高さの塔門に木の根が絡みつき、上から飲み込むようにして侵食する様子。

この地が歩んできた長い歴史と、人知を超えた荒々しい自然のパワーに圧倒され、思わず息をのみます。

なお長らく修復されないままに崩壊しつつあったタ・ソムではありますが、現在はワールド・モニュメント財団の修復プログラムへ登録されたことにより、遂に修復作業が開始されたそうです。

手付かずの雰囲気を残す現在の状態も魅力的ではあるのですが、この偉大なる人類の遺産を未来に向けて長く受け継いでいくために、修復を加えるのは不可欠なことでしょう。

周囲を森に囲まれ、木漏れ日の中を散策するにも良さそうなタ・ソムも、順調に整備が進めば、更なる観光の目玉になり得るかも知れません。

ともあれ現在は“タ・ソム=ソムおじいさん”という名称から抱くイメージそのままの、どことなくのんびりとしたスポットです。

最後に足を運んだのは、東西7Km×南北2Kmの灌漑用として掘られた人口湖・東バライの中央にある人工島に、まるで浮かぶようにして建設された「東メボン」

10世紀ラージェンドラヴァルマン2世の統治時代に、ヒンドゥー教のシヴァ神及び王の両親へ敬意を表して建てられたというこちらの遺跡は、アンコール・ワットよりも古いヒンドゥー教の寺院です。

しかしながら東メボンは多様で美しい彫刻の数々を今に伝えており、観る者に感動を与えてくれますね。

ピラミッド型をした遺跡全体の姿も、非常に壮大且つ荘厳なもの。

1段目と3段目の角には、高さ2mの独立した石のゾウが建っています。

アンコール遺跡の中では比較的穏やかな階段が備えられているため、これを登り、ゾウの近くへ。

上層からの眺めを楽しみながら、間近に来ると思ったよりも大きいゾウと共に、写真を撮ってもらいました。

このレベルの遺跡を数えきれないほど擁するとは、アンコール遺跡群、恐るべし。

正直に言うと自分はアンコール・ワットよりも、カンボジアに足を踏み入れるまでノーマークだった遺跡の方がより好みでしたから、心震えるようなスポットが他にもまだまだ存在するのでしょう。

今回の旅でカバーできなかった東南アジア最大の湖「トレンサップ湖」や、神秘の水中遺跡「クバルスピアン」など、パッと思い付く気になるスポットもたくさん。

私はより多くの国を見て回りたいとの想いから、基本的に“一度行った国は再訪しない”心づもりをしているのですが、カンボジアには一生のうちにあと何度か足を運びたいです。

“人”も魅力的だった、シェムリアップの町

なお私はかなり暑い時期にカンボジアを訪れたため、一番気温が上がる午後の時間帯は何もせず、ホテルでゆっくり過ごしていました。

宿泊したホテルはリゾート感たっぷりで、中庭には大きなプールが備え付けられており、そのあたりに座ってボーっとしていましたね。

突然のスコールに見舞われると、ホテルのスタッフさんがサッと傘を差し出してくれる温かなおもてなし。

ただそれはホテルに限ったことではなく、観光地ではないマーケットなどにおいても、ちょっと困ったそぶりをみせたら誰かが優しい笑顔で駆けつけてくれて、カンボジアの人々はどれだけ親切なのかと感動しました。

私がやり取りしたほとんどの方は英語を話すことができたので、ちょっとした会話も弾みましたね。

特にホテルのスパでマッサージしてくれた若い女の子とは、結構長いこと話しました。

カンボジアの人々は皆笑顔が素敵でクリっとした美しい目をしていたため「カンボジアの女の子は可愛いね!」と伝えると、「日本人の方が、肌が白くて可愛いよ」と返してくれましたが…。

彼女の素朴な可愛らしさは、今も印象に残っています。

このときにカンボジア語で“アリガトウ”は何というか教えてもらい、以降、お礼だけは現地の言葉で伝えるように。

するとカンボジアの人たちは大喜びしてくれて、こちらも幸せな気分に浸ることができました。

タイを称してよく使う言葉ではありますが、カンボジアも“微笑みの国”だと思います。

街全体に観光客を温かく迎える風土が根付いていることもあってか、治安も良いように見受けられましたよ。

怖い思いをすることは一度もなく、終始安心して過ごすことができました。

また何よりも、トイレが清潔だったことは嬉しかったです。

やはりシェムリアップの町は観光地として、しっかり整備されているのでしょう。

食事の面でも、困ることはありませんでした。

前に近隣国の料理を比較すると、「タイは辛い、カンボジアは甘い、ベトナムはあっさり」だと教えられましたが、本当にそのとおりのイメージです。

ただしつこい甘さではなくて、ココナッツのような爽やかな甘さの味付けが多く、食べやすくて箸が進みました。

調子に乗って食べ過ぎたのか、帰国直後にお腹を壊して病院に掛かりましたが^^;

もともと胃腸が弱いので、海外旅行に出かけると、本当によく腹痛に苦しみます。

聞けば衛生面で問題があるというよりも、普段食べ慣れない香辛料などを大量に摂取するため、お腹がビックリしてしまうそうですね…。

今回の場合は帰り道に飛行機を乗り換えたベトナムの空港で腹痛に見舞われたため、カンボジア観光自体に支障は出なかったことが救いでしたが。

そういったわけで、これまでに訪れた中でも一番と言って良いくらい、カンボジアは本当に素敵な国でした。

それだけに、つい最近まで行われていた戦争の傷跡が際立って、色々と考えさせられる部分もあったのですが、まずは現在の平和と旅行の機会を得られたことに感謝しつつ、人々の笑顔と遺跡の数々がこれからもずっと受け継がれていくよう、心から願います。

最高の旅を演出してくれた、ガイドの男性にも感謝!

次回もまた、彼に案内してもらいたいですね。

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雪と日本の原風景を求めて-白川郷・大内宿ほか- https://lunkhead.jp/shirakawa-go/ Sat, 06 May 2023 18:41:18 +0000 https://ohashitrio.com/?p=27803 これまでの人生で、がっつり雪が積もる場所に住んだことが全くありません。

現在の家の周りも年に一回あるかないかの頻度にて、夜の間にうっすら道が白くなる日は見受けられるのですが、その雪が昼まで解けずに残ることは非常にまれですね。

それゆえ豪雪地帯に住む方々が大変な苦労をされていることは理解できるものの、“雪”そのものに対する憧れを小さなころから抱いています。

大人になって旅行で遠方に出向くようになっても気持ちは変わらず、例えば冬の富山を訪れて雪化粧の立山連峰を遠くに臨んだときなどは、涙が流れそうなほどに感動しました。

雪が降らない地域の方にとっては、少なからず共感できる部分があるのではないでしょうか?

加えて真っ白な雪は単体でも美しいものの、“和”を感じさせる景色ととても相性が良く、日本の原風景のような古き良き町並みに、この上なく映える気がします。

そこで今回は私が訪れた名所の中から、特に雪景色が印象的だったスポットを幾つか紹介いたしますので、そのときに抱いた素直な感動を共有していただければ幸いです。

白川郷から金沢へ向かう旅

あるときにふと、自分は北陸方面にほとんど行ったことがないなと思い至りました。

福井県の若狭湾へ海水浴に訪れたことは何度かあったものの、そこから先は私にとって、全く未知のエリアです。

そう考えると旅行熱がにわかに上昇し始めて、早速プランを練ることに。

今回の旅では岐阜県にある白川郷に立ち寄り、その後、石川県の兼六園まで足を延ばすことにしました。

大阪から観光バスに乗り込み、まずは「白川郷」へ。

改めて押さえておきますと、白川郷は日本の原風景ともいうべき美しい景観をなす“合掌造り集落”が評価され、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定、さらに1995年には富山県の五箇山と共に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録された、日本の故郷とも言えるような場所です。

飛騨地域の中でも山ひだが険しく、急斜面地の間を縫うようにして庄川が流れる、その流域に形成された集落・白川郷。

加えて村は日本有数の豪雪地帯に位置しており、かつてこの地が“秘境”と言われたのは、冬季の雪が周辺との交流を遮断したからに他なりません。

私が訪れた時期は3月の初めでしたが、わずかながら春の訪れを感じさせる日差しの中にありながら、うず高く積もった雪は解けることなく、まるで壁のようにして眼前にそびえ立っていました。

その光景に圧倒されながらも、日の光に輝く目に痛いほど真っ白な雪の色に、抗いようもなく惹き付けられてしまいます。

雪をバックにした合掌造り集落の姿も、見事の一言。

白川郷はかねてより興味を抱いていた場所ではありますが、これほどまでに心を揺さぶられるとは予想外でした。

47都道府県の全てを観光した今になってみても、かなり上位に食い込むほど好きな場所でしたね。

ちなみにこちらのエリアにおいては、普通に人の住んでいる家が重要文化財指定を受けて一般公開されているケースも見受けられるのですが、某旧家のおばあちゃんが「あなた一人やから、景色の写真しか撮れんやろ」と声を掛けてくださり、説明や世間話を交えながら一緒に周辺を散策してくれたことがすごく嬉しかったです。

まだまだ雪が残っているけれど、そこに住む人たちの心は温かいなと、しみじみ思いました。

白川郷は余りにも厳しい自然条件ゆえに、古くから相互扶助の関係を築く「結(ゆい)」の心が大切にされていると言いますが、そのことを実感する素敵な出来事でしたね。

白川郷を後にして向かうのは、石川県金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として多くの観光客に親しまれている廻遊式庭園の「兼六園」

江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により長い歳月をかけて形づくられてきた兼六園は、加賀百万石の文化を映す歴史的文化遺産であるとともに、水戸偕楽園・岡山後楽園とならぶ「日本三名園」の一つです。

日本三名園は全て見て回り、それぞれに違った良さや趣を感じましたが、兼六園に関しては特に“洗練されている”印象を受けましたね。

季節によって全く異なる表情を見せるのでしょうから、また温かい時期にも訪れてみたいものです。

奥会津の観光スポット、大内宿を訪ねる

続いての旅行記は、別の機会に福島県を訪れた際のものです。

日光を巡ったあと、私は奥会津の「大内宿」に立ち寄りました。

実を言いうと、こちらはほぼノーマークのスポットだったのですが、観光バスの行程に組み込まれていたため、期せずして足を運ぶこととなったのです。

事前知識も持ち合わせていなかったものの、実際に大内宿の町並みを目の当たりにすると、古い時代にタイムスリップしたかのような錯覚を抱きながら、その魅力にすっかり心を奪われてしまいました。

江戸時代に、会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた大内宿。

街道沿いには現在も江戸時代の面影そのままに、茅葺屋根の民家が幾つも建ち並んでおり、昭和56年には国選定重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

なお江戸時代の風景…と言っても時代劇に出てくるような、悪く言えば仰々しい町並みが残っているわけではありません。

素朴ながらもどこか品があり、雪が積もっているのに不思議な“温かみ”をたたえる茅葺屋根の家々。

初めて訪れる、自分が生まれたところから遠く離れた場所ではあるのですが、その家並みを眺めていると、どういうわけか懐かしさで胸がいっぱいになります。

まさしくこういう眺めのことを、日本の原風景と呼ぶのかも知れません。

真っ白な雪を踏みしめながら町の奥に進むにつけても、爽やかな感動が沸き上がってきます。

このような場所が日本に残っており、自分がその場に立っていることへの感謝を抱きながら、この先もずっと消えてほしくない風景を心に刻みました。

ちなみに大内宿ではこの大切な村と宿場の景観を未来の子どもたちに引き継いで行くべく、住民憲章を作って「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を守りながら、景観の保存にと、伝統的な屋根葺きの技術習得及び継承に全員で取り組んでいるのだとか。

こういった人の力が、未来につながっていくのでしょう。

帰りがけには、長ネギを箸がわりに用いて食すユニークで豪快な名物「ねぎそば」も堪能して、大満足!

私が住む地域から簡単に訪れることのできる場所ではないですが、いつか再訪の機会に恵まれるよう願います。

さて福島では、かの有名な「鶴ヶ城」にも行くことができました。

私は幕末の歴史に詳しいわけではないのですが、割と前から松平容保という人物に興味があったので、かつてこの地で起こった出来事を想い、しばし感慨に浸りましたね。

鶴ヶ城も、やっぱり雪景色。

ほんの少し前に行った高知県はあんなに暖かかったのに、日本の気候はすごいなと、改めて感じます。

最後は雪に映える城の姿を写真に収め、帰路に就きました。

今回の記事は“雪”を一つの軸にまとめてみましたが、気候が違えばその地で育まれた文化も違うということで、やはり遠方の県を旅すると様々な発見や新鮮な驚きがあります。

海外はもちろん、国内にも数えきれないほどの魅力的な場所がまだまだ存在するのだと、今更ながら思い知らされた2つの旅行でした。

今後も色々な方面にアンテナを張りつつ、気になるスポットには積極的に足を運んでいきたいです。

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