保育園の苦情クレームはどこに?電話番号や問い合わせメールを調査!

今回は保育園に関する苦情・クレームはどこへ連絡を入れると良いのか、具体的な情報をお伝えしたいと思います!

意見したいことはあるけれど、お世話になっている相手だけに、角は立てたくない…。

そういった悩みもあろうかと推察いたしますが、サポートを受けることができる窓口には、一体どのようなものがあるのでしょうか?

保育所等や運営法人に対して苦情がある場合の問い合わせ先は?

さて横浜市を例に挙げると、同市は“認可保育所や小規模保育事業について、苦情解決のため、苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員を各施設に設置”しています。

その働きは、次のとおり。

1.苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員について
(1) 苦情解決責任者は、
苦情解決の仕組みを利用者等に周知し、苦情申出人との話し合いを行います。
(2) 苦情受付担当者は、
利用者からの苦情を受け付け、苦情解決責任者及び第三者委員に報告をし、一連の経過と結果を記録します。
(3) 第三者委員は、
苦情解決にあたって社会性や客観性を確保し、利用者の立場や特性に配慮した適切な対応を促進するために設置されます。

なお1で解決しない場合や、保育所等(認可保育所、小規模保育事業、事業所内保育事業、家庭的保育事業、認定こども園、幼稚園、認可外保育施設、横浜保育室)、また運営法人に相談しにくい内容がある場合は、各区役所の「こども家庭支援課」や、市役所の「こども青少年局保育・教育運営課」へ問い合わせるよう案内していますね。

相談は、匿名でも可能。

具体的な連絡先は、次のようになります。

〇横浜市 問い合わせ先 ※問い合わせ先一例
鶴見区 こども家庭支援課 045-510-1816
神奈川区 こども家庭支援課 045-411-7157
西区 こども家庭支援課 045-320-8472
中区 こども家庭支援課 045-224-8172
南区 こども家庭支援課 045-341-1149
港南区 こども家庭支援課 045-847-8498
保土ケ谷区 こども家庭支援課 045-334-6397
旭区 こども家庭支援課 045-954-6173
磯子区 こども家庭支援課 045-750-2435
金沢区 こども家庭支援課 045-788-7795
港北区 こども家庭支援課 045-540-2280
緑区 こども家庭支援課 045-930-2331
青葉区 こども家庭支援課 045-978-2428
都筑区 こども家庭支援課 045-948-2463
戸塚区 こども家庭支援課 045-866-8467
栄区 こども家庭支援課 045-894-8463
泉区 こども家庭支援課 045-800-2413
瀬谷区 こども家庭支援課 045-367-5782
こども青少年局 保育・教育運営課 045-671-3564

ご覧のように、同じ横浜市内でも区によって受付課が変わるので、お住まいの地域の場合はどこへ連絡を入れると良いのか、該当する自治体のホームページ等をチェックしてみてください。

窓口の名称も自治体によって少しずつ異なるのですが、複数の自治体を調べてみたところ、“こども家庭支援”“保育計画”“地域保育”といったワードを冠していることが多いようでした。

「運営適正化委員会」にサポートを仰ぐのも一案!

ちなみに社会福祉事業の基本的な事項を定めている「社会福祉法」という法律は、その目的に「福祉サービス利用者の利益の保護」を図ることを定め(第1条)、社会福祉事業の経営者は「提供する福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならない」(第82条)ことになっています。

そして各都道府県社会福祉協議会に、福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)の適切な運営の確保と、福祉サービスの”苦情”を適切に解決するため、「運営適正化委員会」を置く(第83条)よう定めているのです。

この各都道府県社会福祉協議会に設置された運営適正化委員会の働きは、「福祉サービス利用援助事業の適正な運営の確保」や「福祉サービスに関する利用者等からの苦情の適切な解決」など。

福祉サービスに関する苦情は、まずは事業者段階での解決が望まれるのですが、それが難しく、第三者委員等に相談しても状況が改善しない場合には、お住まいの地域の運営適正化委員会にサポートを仰いでみると良いでしょう。

多くの場合、運営適正化委員会は“来所、電話、ファックス、メール、手紙”といった複数の連絡手段を用意している模様。

守秘義務によって、秘密も守られるようです。

いずれにしても、まずはお住まいの自治体の関連ページを一読し、どこへ連絡を入れると良いのか、確認・検討してみてください^^