これまでに20か国を訪れた私ですが、初めて旅した海外は韓国でした。
中学生のときに親に連れられて行ったので、もう随分前のことになりますね。
その後もシンプルに日本からの距離が近く、また旅行料金が安く抑えられるため、韓国の地には折に触れて足を運んでいます。
行先はもっぱら、韓国第2の都市として知られる「釜山(プサン)」。
ソウルの街も楽しいですが、釜山の方がより日本に近いですし、街の規模もサクッと観光して回るのにちょうど良く、個人的にお気に入りなのです^^
そこで今回は釜山旅行の気軽さと、釜山の街の魅力について、自身の経験を交えながらお伝えしたいと思います。
日帰り旅行もできる海外の都市!
釜山広域市は、韓半島(朝鮮半島)の東南端に位置する港湾都市です。
人口は、約340万。
電車で2時間半ほど離れた首都ソウルに次ぐ韓国第2の都市であるとともに、世界中から多くの人々が訪れる国際観光都市としても、名声を博していますね。
山・川・海が調和する釜山は、都心に6つもの美しい海水浴場を擁するほか、恵まれた自然を楽しみながら散策できる海岸のハイキングコースや登山路が整備されており、更には温泉も堪能できるという、多彩な魅力にあふれた街。
それゆえ旅の目的に合わせて様々な過ごし方ができるのですが、私の場合は“ショッピング”が目当てですね。
韓国発のコスメやプチプラファッションの掘り出し物を探しながら街歩きを楽しむことはもちろん、免税店でハイブランドのアイテムを買い求めると、日本の販売価格との差額が旅行代金を上回るケースもあって、満足感に浸れるのです。
ちなみに釜山を訪れる際、私は飛行機か高速船を利用しています。
飛行機の場合、福岡-釜山間の飛行時間はまさかの55分程度。
福岡空港のアクセスが抜群に良いことを考えると、本当に思い付いたらパッと出掛けられる距離ですよね。
居住地によっては、国内旅行で遠出するよりずっとお手軽かも知れません。
その手軽さが仇となり、前日の夜に急遽釜山行きを決めたもののパスポートの期限が切れていて、キャンセル料だけ払う羽目になった経験もありますが…^^;
いざ飛行機に乗ってしまえば、釜山はすぐそこ。
日帰り旅行だって、決して不可能ではありません。
実際に私は一度、旅慣れた友人と連れ立って、日帰りで釜山観光に繰り出しました。
ある程度旅慣れており、事前にスケジュールをしっかり詰めておけば、1日でも十分に釜山の街を満喫することができますよ^^
ただ日帰り旅行の際は余り欲張りすぎず、グルメ・ショッピング・エステといった具体的な旅の目的を一つに絞っておいた方が、有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか?
ちなみに高速船を利用しても、福岡-釜山の所要時間はちょうど3時間くらいです。
船内は至って快適ですし、多少時間に余裕があるのなら、船旅を選ぶのも一興でしょう。
でも個人的な意見を述べるなら、飛行機がオススメかな?
というのも私は非常に運が悪く、高速船に乗った4回のうち2回で「条件付運航」に当たってしまったのです!
条件付運航とは、荒天などの影響によってこれ以上進むのは危険と判断された場合、運航中に元の港へ引き返す可能性がある状態のこと。
2回とも目的地にたどり着くことはできたのですが、空と海が交互に見えるくらい船体が揺れに揺れ、小心者の私はすっかり震え上がりまして…。
まぁ横の座席にいた幼い女の子はケロっとしていましたから、この辺りの感じ方は個人差が大きいのでしょう。
福岡すら大雪に見舞われた超荒天の日に両親が一度だけ、釜山港が目前に迫った地点でUターンしてきたことがあるものの、船が引き返すケースはそう多くないとも聞きます。
なお更に移動時間を確保できる場合は、山口県の下関から「釜関フェリー」を利用し、約11時間を掛けて釜山に向かうことも可能。
アクセスのバリエーションが多いのも、お隣の国ならではと言えそうです。
グルメもショッピングも満喫!
首都・ソウルに比べれば、比較的コンパクトで観光しやすい釜山の街(私調べ)。
とはいえ“韓国第2の都市”だけのことはあり、街の規模は非常に大きく、物足りなさを感じることはありません。
パッと見た街の雰囲気は、同じく港がある下関や長崎に近いかな?
実際に歩を進めると、香港に似ている気もしますね。
ここ1~2年は足を運んでいないため、街の様子は多少変化しているかも知れませんが…。
さて韓国旅行と言えば、やはり“グルメ”も外せない要素でしょう!
街中には、安くて美味しいものをたっぷり揃えた屋台が幾つも連なっていて、食欲をそそります。
食べ歩きを楽しみながら街をそぞろ歩くだけでも、十分満足することができますね。
焼き肉店を訪れて、美味しいお肉をお腹いっぱい頂くのもおススメ。
韓国の食堂では、何か一品を頼むとキムチやナムルがたっぷり一緒に付いてきて、これがまた嬉しいのです^^
私が入ったお店では、ボリューム満点のお肉に数々の副菜、韓国冷麺まで平らげて、ドリンクも飲み1人千円程度の支払いでしたね。
店内も小ぎれいだったのに、破格ともいえる安さで驚きました。
そうそう、港町・釜山へ足を運んだ際には、「あわび粥」を堪能することもお忘れなく。
大ぶりのあわびがゴロンと添えられた贅沢なお粥に、やはりナムルやキムチ、スープなどが添えられて、700円程度です。
高級食材のあわびが数百円で味わえるなんて、日本では考えられない気がします。
そんな韓国の“太っ腹”っぷりは、何もグルメに限ったことではありません。
豪華過ぎる副菜に通じるものを感じますが、プチプラながら優秀と日本でも人気の韓国コスメを買うにしても、ビックリするほど“オマケ”を付けてくれるのです!
若者向けのショップでそうお金を使っているわけでもないのに、パウチなどのサンプルを大量にくれるのは、とても有難いですね。
最近は日本国内に進出を果たす韓国コスメのブランドがずいぶん増えたものの、やはり本国で買い求める方が割安の場合が多く、このような嬉しい特典が付くこともあるでしょうから、要チェックです。
ちなみに私がずいぶん前に韓国を訪れた際には、かなりの数のコスメショップ店頭にIKKOさんの看板が立てられていました(笑)
IKKOさんのおすすめアイテムを探す日本人韓国客が、大挙して押し寄せていたのかも知れません。
いずれにしても“美容大国”と称されるだけのことはあり、街中に軒を連ねる化粧品店の数やコスメの種類の豊富さは、かなりのもの。
一つひとつの商品が安いだけに、気付けば「どちらが良いか選べないから、両方買おう」「色違いで全部揃えよう!」といったテンションになっていて、ちょっと危険です^^;
服やアクセサリーについても、同様ですね。
現地までの交通費はそう掛からないにしても、街を歩くとつい財布の紐が緩んでしまうのは、“韓国旅行あるある”ではないでしょうか?
今回の記事はおそらく初めて、観光地らしい特定のスポットを紹介せずにまとめてみました。
前述のとおり釜山には、美しい自然や文化的な景観を楽しめる名所も多々あります。
ただ日常生活の延長として、ちょっと美味しいものを食べに、お得な買い物を楽しみにという程度の軽いノリでも、足を運ぶ価値がある街なのです。
これが欧米諸国となると、時間的・金銭的にも厳しい部分が出てくるのですが、比較的気軽に旅行できる隣国として、韓国・釜山に赴いてみてはいかがでしょう?