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【小高ソロ】コメント頂きました!!

 バンドのフロントマンがソロを作る事は多々あるが、大抵の場合は「この人はいつかソロを作るだろう」と思うアーティストがソロを歌い鳴らしてきた。そういうアーティストは、「自分一人で自分の世界観を構築したい、出来る筈だ」というオーラをアルバム3枚目辺りまでに必ず出して来るからだ。
 僕は小高はソロを作らないと思っていた。
 勿論、彼が独自の音楽観や世界観を持っているのは知っているし、誰が歌っても素晴らしいと感じる歌をソングライティングするアーティストなので、ソロを作るのは楽しみだし待望の作品なのだが、でも、小高はソロを作らないと思っていた。
 だって彼は、自分がいるから人がいるという考え方で生きてない、みんながいるから自分がいると思って生きている人だと思うから。だからこそ彼が作る歌は「あたたかみのある孤独」を響かせるし、LUNKHEADというバンドにいい意味で依存して来たんだと思う。
 ここに彼の初めてのソロアルバムがある。
 全部自分で鳴らしているし、曲によってはミックスまで自ら手掛けたソロの中のソロアルバムだ。
 だけどあまりソロのように感じられない。
 LUNKHEADっぽいと言っているわけじゃない。サウンドの空気感や歌詞の近さなどはかなりLUNKHEADと異なる新世界が描かれている。
 だけど、ソロ=一人って感じじゃない。孤独な魂を宿らせたすべての音楽馬鹿野郎に囲まれながら、多くの人達の心の灯火に照らされながら、無邪気な自分を曝け出している感じに聴こえて来るのだ。簡単に言えば、このアルバムから響く小高の孤独や後悔や決意や混沌は、音楽を好きになった人には誰もが共感できる、根源的かつ普遍的なものだということだ。
 人間としてはかなり不器用だけど、だからこそ音楽の中では誰に対しても無邪気だし聴く人を選ばない曲を生み出す、小高はいろいろな人達が感情を含めてクロスさせる「交差点」を音楽で作り出す錬金術師だ。
 どれだけ音楽が好きな人だって、人生の指針となる作品とはそんなに出逢えない。僕はこのアルバムがきっかけで自分と音楽の生きる道を見つけた人と、友達になりたい。

鹿野 淳(MUSICA)


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